ミニキャブ (三菱 ミニキャブ)
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ミニキャブはタウンボックスのベースにもなっている三菱の軽商用車だ。バンとトラックが用意されており、ともに99年1月、現在のセミキャブスタイルに生まれ変わった。98年秋の規格変更を受けて軽自動車にも小型車並みの衝突安全性確保が義務付けられ、これを達成するためにフルキャブスタイルからクラッシャブルゾーンとして活用できるショートノーズ付のデザインに変更された。バンのリアシートは前倒しした後、後席足元にスッポリと収まるため、スペース効率に優れている。さらに助手席も前倒しできるため、カーペットのような長いものも積み込める。バンに限っては標準ルーフとハイルーフから選択でき、標準ルーフは全高1785mm(荷室高1125mm)、ハイルーフは全高1890mm(荷室高1230mm)だ。エンジンは660cc直列3気筒(48馬力 /6.3kg-m)の1種類で、全車が低排出ガスの3つ星認定を受けており、さらに平成22年燃費基準も達成。
バンは「CS」「CD」「CL」の3グレードをラインナップ。最も安いCSにもエアコンやAMラジオ、フューエルリッドオープナー、ハイマウントストップランプが装備されている。CDではこれに加えて昇降式スライドドアウインドウやリア熱線プリントウインドウ、リアワイパー、パワステ、集中ドアロックが備わり、いちだんと使いやすい。そして最上級のCLにはUVカットガラス、部分ファブリックシート、キーレスエントリー、パワーウインドウも追加されて不足ない装備レベルに達する。なお、CSにはリアシートが省かれた2シーターも設定されており、積荷を日光から守る暗窓仕様もラインナップ。これに対してトラックは「V」と「VX-SE」の2タイプでバリエーションもシンプルだ。VX-SEには荷台作業灯、リアゲートチェーン、AM/FMラジオ、両席乗降グリップ、助手席サンバイザー(運転席は全車に標準装備)、パワステが装備される。さらにリアLSD、強化リアサスペンション、防錆パックといったトラックならではのヘビーデューティに耐えるオプションも設定されている。トラックの派生モデルとしてパネルバン、ダンプも販売中。
99年1月に登場した初期型は、あたかもグリルレスマスクのようなデザインに仕立てられ、ヘッドランプが上方向に大きく伸びた特徴的な顔つきをしていた。しかし、競合車よりスタイリッシュさに欠け、アクが強いとの理由から00年11月に大幅変更が行われた。このマイナーチェンジではバンパー、フードパネル、フェンダーパネル、ヘッドランプが一新され、黒いグリルが新たに装着されて横基調のマスクに変更。また、運転席右側(ドア側)に設置されていたパーキングブレーキレバーが車体中央側に移され、乗降性も高められた。この後も熟成が図られ、02年1月には前後トレッドが15mm拡大されることでタイヤの切れ角が拡大。その結果、最小回転半径はバンが4.7mから4.3mに、トラックが4.4mから4.0mに縮小された。同時に運転席シートの形状が見直されて座り心地が改善されるといった細かい手直しも行われている。最近では04年10月に環境性能と安全性の向上を狙った改良が行われ、バン全車にドアポケットとアームレスト、運転席アシストグリップが追加装備された。

