プレリュード (ホンダ プレリュード)
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プレリュードの初代型は78年に登場。ホンダ初のスペシャリティカーであり、日本初のFFレイアウトのパーソナルクーペというエポックメイキング的な存在であった。82年には2代目へとモデルチェンジを行い、リトラクタブルヘッドライトとFFミッドシップのエンジンレイアウトを採用。さらに87年登場の3 代目では世界初の4輪操舵システムを投入してその後のモデルにも採用している。ホンダお家芸であるツインカムのVTECエンジンも、91年にモデルチェンジを受けた4代目プレリュードでは、初の2.2リッター版ツインカムのH22A型を初搭載するなど、斬新なテクノロジーが盛り込まれてきたのがアイデンティティといえる。プレリュードの最終型である5代目は96年に登場。固定式の異形ヘッドライトを有する低いロングノーズとショートデッキのスタイリングはセールス面で成功を収めた3代目のデザインを意識した原点回帰と呼ぶべきもの。パフォーマンス面では最高出力220馬力を発生する高性能グレードの追加やSマチックと呼ばれるスポーツモードATの採用など、カジュアルムード溢れるスペシャリティクーペとして00年8月まで販売された。
ボディはクーペ一種類で、グレードは普及版のXi、Si、SiRに加え、SiR-S SスペックとタイプSの高性能バージョンが用意されていた。全車4気筒2.2リッターであるパワーユニットはXiを除いてはツインカムVTECのH22型だが、Si用が160馬力、SiR用が200馬力、SiR SスペックとタイプSに関しては吸排気系チューンが施された220馬力版と同一エンジンながらも仕様が異なる。なおXiには最高出力135馬力のシングルカムVTECのF22B型を採用する。プレリュード伝統の4WSと7ポジション電子制御4速AT(Sマチック)は、SiRとSiにオプション設定。またタイプSにはアクティブコントロールABSやATTS(左右駆動力配分システム)に加え、本革シートのオプションといった豪華装備が盛り込まれている。ビスカスカップリング式LSDはSiのみに採用されている。外装面ではボディ同色のフロントアンダースポイラーがタイプSに標準装備され、ストップランプ付きのトランクスポイラーはタイプSとSiR Sスペックに標準。また両グレードはリアとリアクオーターにプライバシーガラスが採用されているのが特徴。
最終型である5代目プレリュードはスペシャリティカーらしさを高めると同時に、FFスポーツとしての高い走行性能を求めたモデルでもある。タイプSに搭載されたATTSは駆動力のトルク配分を変えることによりオン.ザ.レール感覚のコーナリングパフォーマンスを実現。サスペンションもATTSのポテンシャルを引き出すために専用設計されたもので、FF車では味わえなかったリニア感のある操舵力と接地性を両立している。プレリュードのタイプR版に匹敵するパフォーマンスを備えたグレードといえるのだ。

